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zoom RSS 『牧場のキャラメル〜つなぐもの〜(仮)』#P3創作

<<   作成日時 : 2018/01/09 10:55   >>

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#P3 ジョーVS店長

 

『読書喫茶・牧場のキャラメル』に通い始めるようになって、

早一週間・・・

現在45歳の石森、現在の年に至るまで、読書づけの日々を

おくったことなど、ほぼゼロに等しい。

名前が名前だけに(?)、マンガの方が好きという事もある。

だが、この一週間、ほぼ毎日、この読書喫茶で、コーヒー片手に

読んでいる・・・

まぁ読んでいるというより、居眠りをしている時間の方が多いが・・・

何でこんな事になっているかと言うと、

相棒である現在26歳の毛塚が、店長であるシンさんこと、

横島心(よこしまこころ)とまさかの意気投合。

店員のアルバイトが辞めた直後というタイミングだったこともあり、

1日5000円3食寝床つきで、働く事に決まったのだ。

探偵社をたたみ、他の商売を模索していた石森としては、小さい

会社がらも、一応社長をしていたというプライドもあり、

こんな妙な喫茶店のしかも男みてぇな女店長(しかも年下)に、

使われるなんてありえんというのが本音だったが、

現実的に毎日が暇な為、ついつい

『俺もあの中に入っちゃおうかなぁ〜・・・』なんて風に考え始め、

3日で合流・・・(別棟で毛塚と同居)

表向きは、『横島心さん(店長)に、毛塚が”邪な心”(よこしまなこころ)

を抱かないように(^.^)』という風に装い、自らのプライドをギリギリの所で

保っているといった所である。

「おい!レオ!テラス席、掃除しておいてっていったじゃんっ(-_-;)」

と店長の声。

「あっ!ハハ、ごめんシンさん!本棚整理していたら忘れちゃったよ^^;」

と毛塚の声。

(「シンさん・・・レオ・・・」)愛称で呼び合い、仲睦まじくジャレある二人は

まさに『母ヤギの仮面を被ったオオカミと一匹の子ヤギのごとく・・・』

毒のあるたとえを思いつき、意地の悪い顔で一人ひぅそり笑う石森。

時計が3時を指し、今じゃぁ珍しい鳩時計のハトがポッポー、ポッポー♪

とお気楽に歌って、おやつの時間を知らせる。

3時だ!おやつだ!エネルギー補給!

そうだよ、大人だって、おやつが必要なんだよ〜と心の中で呟きながら、

おやつを求めてカウンターに向かう、いい大人の石森。

頑張れ、石森。

カウンター内からは、プ〜ンと香ばしく、甘〜い匂いが・・・

「あっ、クッキー・・・(欲しい)」欲しいまでは言えず、クッキーという所に

ひたすら思いを込めた。

「あぁ、初めて来たお客さんにあげるやつ。箱に入れてあげんの」

石森の思い届かず・・・素っ気なく答え、パッパッと箱にクッキーを詰めて

いく店長。

「あれっ?オレ達もらったっけ???初めて来た時・・・」口をとがらせて

食い下がる石森。

「代わりに熱々のおしぼりあげたじゃ〜ん^^」不敵な笑みを浮かべる店長。

「・・・・」(「こいつ、いつか必ずギャフンと言わせてやる」(;_:))心に誓う石森。

「あぁ〜、腹減った〜 おっ、うまそう〜♪^^」と店長の手からクッキーを

奪い、パクッと無邪気に食べる『レオ』。

「ハハ・・・レオは食いしん坊なんだから〜♪」苦笑いの店長。

「なんだっ このクソ面白くない雰囲気は・・・(-_-;」憤る石森。

「まぁ、まぁ『ジョー』先輩の分も確保しておきましたから^^」

クッキーを3枚、石森に渡すレオ。

「お前、結構いい奴だなぁ〜(;_:)」涙ぐむ石森・・・涙腺が緩み始めたか。

「でも、何だ?ジョー???」クッキーを一度に3枚口に放り込んで、荒々しく

噛み砕きながら聞く石森。

「そうそう、先輩のニックネーム、ジョーに決まりましたから」

「あしたの???」

「ううん、幻魔大戦の、東丈(あずまじょう)^^」ニヤッとしながら答える店長。

「げ・・・幻魔大戦・・・」(「どんなんだったっけ???東丈っていい奴???」(@_@))

そんな『ジョー』の心中を察してか、

「大丈夫、大丈夫、超能力で戦うヒーローっす^^ 高校生ですけどね^^」とレオ。

「高校生・・・・ヒーロー・・・」複雑だ・・・黙り込むジョー。

「お前のレオは何?」気を取り直して聞くジョー。

「ジャングル大帝(^_^)v」ピースサインのレオ。

「店長は?」何気に店長の事も気になるジョー。

「私は名前から・・・。『心』を音読みすると、『シン』だから。」と店長。

「なるほど・・・」(「でも、高校生のジョーってどうなの!?中年だぞ、おれは・・・」)

まだ、納得がいかない様子のジョー。

「どっちにしろ、ヒーローの愛称なんて、うらやましいですよ」

しゃべった!!店内にいた常連の一人が、小さな声で会話に加わってきた。

「俺なんて、タヌ吉だぜ〜(;_:)」トホホという顔の常連。

「私なんて、ケロピョン^^;」笑いながら言うもう一人の常連。

(「何だ、女の子もいるじゃねぇか〜♡」)

心の中でガッツポーズ、ジョー45歳、まだ独身・・・。

二人を見ると、それぞれ、たぬきとカエルのマスクをしている。

「あぁ〜マスクの絵柄がそのままニックネームになっているわけだ」

(「良かった〜 俺、マスクしなくて・・・^_^;」)←レオの心の声。

「なるほど・・・」とジョー、店内にいる常連のマスクを確認する。

「何で、マスクしてんの?」

「死語禁止だからです!」何故か?いばって言う店長。

「前はしていなかったんだけど、お二人が来た時に着けさせられた

『マイクバッジ』を昔は全員つけさせられて、

うっかり発言で恥をかく人が続出したんで、対策として、

マスクをするようになったんだ」

「そしたら、店長が皆で白いマスク姿だと、不気味だからって、

アップリケをつけてくれたんだけど・・・」

「全部絵柄が違うなぁ〜と感じていたら・・・」

「それをそのままニックネームとして呼ばれるようになって・・・^^;」

「つまり、店長にハメられたってことだな?」

やはりタダ者じゃないとは、最初見た時から感じていたんだよ、俺は・・・と

言わんばかりに、大げさにうなづきながら、店長をマジマジと眺めるジョー。

「あんたもこのマスクつけたい?」

店長の手には、『マントヒヒ』のアップリケのマスクが・・・

「ニックネームは『ヒヒ』になるけど^^」

「いやぁ、ジョーなんていいニックネームつけてもらっちゃって・・・

有難いよ〜 ジョーでいい、ジョーでいいよ〜♪

俺も27年前は高校生だったからさ

高校生ヒーローOK、OK。 ジョーって呼んで、呼んで・・・^^;」

「あっ、そっ」すまし顔の店長。

ジョーVS店長、この不毛な戦いはいつまで続くのだろうか・・・



続く・・・

2018.1.7

作;@ポッポ・チーチョ

*完全フィクション・オリジナルです*

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