余白に描いたファンタジー

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zoom RSS 『牧場のキャラメル〜つなぐもの〜(仮)』#P1(創作)

<<   作成日時 : 2018/01/04 16:03   >>

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#P1 『拾った箱』

その人(私)は、CDに気を取られ、何かを落とした事に

気づかずに行ってしまった。

そこに、中年の男と、若い青年がやってきた。

中年は、一見、ヨレヨレの恰好に見えるが、

よくよく見ると、これぞこだわりの逸品といった、質の高い

センスのあるものを身に着けている。

ファッションにはうるさそうだ。

中年といえども、背が高く、それなりにダンディーに見えない

事もなくはない。

青年はというと・・・普通。

ごくごく普通の・・・全身合わせて、一万いくか、いかないか

・・・位の若者らしいカジュアルファッションだが、

スラッとした長身という事もあって、モデルのようにきまって見える。

お金を出している方が、貧乏臭くて、お金を出していない方が

素敵に見えるというのは・・・まぁしょうがない。

中年が、その人が落していった『何か』を拾った。

「何か落していったぞ。何だコレ?キャラメル???」

箱をしげしげ眺めながら、首をひねる。

「キャラメルの箱っすね」

そんな事より、早くお昼を食べに行きたい位、

お腹がすいている青年。

中年の男が拾ったその箱は、小さな可愛らしいキャラメルの箱で、

開けると中は空だったが、キャラメルが・・・

ん?キャラメルと書いてあるけれど、中から漂う匂いは・・・

「うへっ!俺は、甘いものは苦手なんだよ・・・」

中年は顔をしかめる。

「俺、ヨダレがでそう・・・^^;

キャラメルと言うよりこれ、クッキーの匂いしますよね?

今なら、100個は食える!」

と、豪語する青年。

若いってうらやましい・・・と思った中年。

何気なく、箱を裏返すと・・・

「読書喫茶・牧場のキャラメル」と書かれていた。

「牧場のキャラメル・・・」

心当たりがあるかのようにつぶやく中年に青年が聞く。

「知っている店ですか?」

「いや、全然」
「今、知っているみたいに言ったのに・・・」

「変な名前と思ったんだよっ」

「ほんと、変な名前ですよねぇ・・・読書喫茶っていうのも・・・」

「よし、ちょっと行ってみるかっ どうせ暇だし^^」

「いいっすねぇ 行きましょう♪」

二人は、箱を手に公園を後にした。

名前は序の口に過ぎず、名前以上に奇妙な喫茶店であると同時に

店主も奇妙だったりするのだが、この時の二人は知るよしもなかった・・・


続く・・・

2018.1.4

作:@ポッポ・チーチョ

追記:前の投稿短編のスピン・オフって感じ???
    のちのち、前の短編の二人も登場させたいと思っています。
    セリフ入りは初めて書くので(今までは詩のような作品が多く)、
    ちょっとぎこちなく、読みづらいかもしれませんが・・・
    できれば、少し長めに書きあげたいと思っています。
    挿絵も描けたらUPさせたいです。

追記:少し修正しました。




    

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